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2023.09.20

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運動会の歴史

 教育機関で行われる運動会は、実は日本独特の催しで、海外ではこれに類する学校行事はないそうです。令和になり春に開催されるようにもなりましたが、催事としては秋の行事とされることが多いようです。

 日本で最初の運動会は1874年、英国人教師の指導によって行われた競闘遊戯会ですが、全国に普及するようになったきっかけは、1878年に札幌農学校で開催された遊技会で、これがわずか数年で北海道内に広まっていきました。

 その後運動会は、学校における体育の集団訓練を薦める目的で、全国の学校で行われるようになりました。義務教育の場では学級の結束を重んじることから、学級の対抗形式で行われる種目も多く取り入れられます。運動会は日本が近代国家を形成する過程で、大きな役割を果たしたとも言われています。

 最近では、勝ち負けによる優劣意識を持たせないような内容の競技の増加、保護者の撮影の加熱など、運動会の雰囲気も以前と比べ様々な点で変わってきているようです。

 普段から運動不足の保護者が慣れない競技に参加し、子供のために無理をして怪我をすることもあります。運動の秋、どうか準備運動はしっかりと行なってください。

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