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2023.06.14

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正座は

 正座は、日本人の伝統的な座り方です。一般的になったのは、1700年前後(元禄〜享保)と言われています。広まった要因は、参勤交代で大名が将軍に向かって正座することが決められたことと、この時代に庶民の間に畳が普及したこととされています。

 もっとも江戸時代以前には正座という言葉はなく、「かしこまる」と呼ばれていました。正座と言うようになったのは、明治時代以降です。

 正座は茶道や武道、日本舞踊などでは必須の作法になります。また日常生活でも、目上の人に説教される時は正座している方が見栄えが良いでしょう。しかしこの姿勢は、膝を最大に曲げた状態で体の重みが加わるので、膝に対しては大きな負担をかけることになります。膝の痛みを抱えている人には、あまりお勧めできない座り方です。「仏様に失礼だから」と言って無理をせず、自分の膝を大事にしてください。

 正座の後に脚がしびれてうまく立ち上がれず、足をひねって怪我をする人がみえます。また正座が、日本人特有の短足胴長やO脚に関係していると指摘する研究者もいます。正座は大切な生活文化の一形態ですが、あまりにも厳格に「しきたり」にこだわり過ぎると、「膝に笑われる」かも知れません。

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