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2024.09.21

お知らせ

小僧

 問題です。「笑うことも、抜けることもあります。つらい時は崩すことができ、仲良くなる時には交えることもあります。これは何?」。

 正解は「膝」です。膝関節は大変よく曲がるのが特徴ですが、ねじれの動きはほとんどありません。このため、多くのスポーツ選手が傷害を起こしやすい場所です。

 昔から使われる言葉に「膝小僧」というのがあります。正座をした時に、一番先にある部分がここですから、別名は膝頭(ひざがしら)とも呼ばれます。なぜ小僧と言うかについては、大きく2つの説があります。1つめは小さな子供、つまり小僧が転倒する時に、よく怪我をして擦りむく所であるというものです。そしてもう1つは、曲げた膝のちょうど丸い形が、子供の頭のように見えるというものです。こちらの理由からは、別に膝坊主(ひざぼうず)と言う言葉も生まれています。

 どちらも納得できる理由ではあります。小僧と言う言葉は、小便小僧や鼻垂れ小僧にも使われていて、その響きにはどこか愛着がありますから、昔から膝は親しみやすい場所だったのかもしれません。肘も膝と同様に、よくキズができるところではあるのですが、残念なことに「肘小僧」と言う言葉はありません。

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