MEDICAL
整形外科は、人体の運動器官の病気や外傷を取り扱う部門です。
骨・関節・靭帯・腱・脊椎・脊髄神経の病気、外傷による損傷などを治療する科になります。治療においては、病気や外傷を治すだけではなく、運動機能を元の状態や元に近い状態に回復させることを目的とします。
そのためのリハビリテーション医療を行うことも、整形外科の大きな役割になっています。
当院の受付は2階になります。
予約制ではありませんので、来院された順番でご案内しています。
初診の際は、保険証や医療証などを必ずお持ちください。
また他の医院や病院に通院していて、処方されている薬がある方は、お薬手帳などをお持ちいただき、内容がわかるようにしてください。
受付の際に、問診票をご記入になってお待ちいただきます。
午前診療では8:45まで、午後診療では14:45まで1階でお待ちいただき、その後2階へご案内いたします。
腰痛、肩こり、膝・肩・股関節痛などの慢性疾患、骨折、捻挫、脱臼、切り傷などの外傷、スポーツや交通事故などによる怪我などの整形外科一般を治療いたします。
また当院では、腰や殿部、下肢の痛みが強い場合には、ブロック治療を行って症状の軽減を図っています。
理学療法では、運動機能の維持や改善を目的に、日常生活に不可欠な基本的動作能力の回復のための治療を行います。当院では各種の機器を使い、それぞれの患者さんの病態に応じたリハビリテーションを提供します。
また、自宅でできる訓練についても指導しています。
リハビリスタッフは、安心して治療を受けられるように心掛けています。
機能訓練以外の治療(電気や牽引など)では、待ち時間が少しでも短くなるように、効率良く迅速に対応するようにしています。また、患者さんからの情報を大切にし、治療を通して症状の改善が得られるよう努めています。
関節リウマチは、免疫の異常により手足の関節が腫れたり、痛んだりする病気です。症状が進行すると、関節変形を生じて日常生活が制限されてきます。主な症状は、起床時に生じる関節のこわばりです。
特に手首や手指の関節に起こることが多いのですが、全身のどこの関節にも痛みが起こる可能性があります。ほとんどの場合、ひとつの関節にとどまりません。
また、炎症が強ければ発熱、全身倦怠感、食欲不振といった全身症状を伴うこともあります。気になる手のこわばりや痛み、腫れがありましたら早めにご相談ください。
骨粗鬆症になると骨の密度が低下して、骨が柔らかくなり骨折を起こしやすくなりますので、自分の骨の状態を知っておくことが重要です。自覚症状がなく進行することが多く、自分では気付きにくい病気です。ご高齢の方に多いのですが、最近では20〜30代の若い人にも増えてきています。食習慣や運動習慣によると考えられています。
当院では骨密度測定装置を用いて、骨粗鬆症検査を行っています。検査は痛みもなく、数分で簡単に行うことができます。測定結果は、わかりやすいグラフで表示されます。測定値に応じて、適切な治療を開始します。検査を希望される方は、受付でお問い合わせください。
部活動やクラブ活動、健康のための運動など、スポーツによって起こる痛みや怪我の処置や治療をします。スポーツ外傷とは、原因がはっきりしている強い外力で身体がダメージを受けることです。骨折や捻挫、靱帯損傷などが生じます。
これに対してスポーツ障害とは、関節や骨、靭帯や腱などに繰り返し外力が加わることで引き起こされる障害のことです。身体が少しずつダメージを受けていきます特に成長期の子供さんや、やや体力が低下している中高年者が運動し過ぎると起こりやすくなります。
痛みや違和感を感じたら、無理をして悪化させてしまう前に受診してください。
学校での運動器検診の結果で、整形外科の受診を勧められた方は、学校からの書類を持参してください。どの部位に、どのような異常が見られるのかを確認し、必要に応じてレントゲン等の検査を行います。
診察の結果により、異常がないのか、経過観察を要するのか、治療が必要であるのかを判断します。運動器の疾患が見られない場合でも、受診勧告の理由が、バランス能力が悪くて体が硬いといった、運動器の機能低下に起因すると考えられる子供さんがみえます。
その原因の多くは、姿勢不良や運動不足です。この状態を改善しないと、骨折などの怪我を起こしやすくなりますので、運動指導やリハビリテーションを行います。※背骨が曲がる「側弯症」という疾患が疑われた子供さんは、特に早期のレントゲン検査を要します。早めに受診するようにしてください。
当院は、労働者災害補償保険法施行規則に基づき、労災保険指定医療機関になっています。
業務災害、通勤災害で怪我をされた場合でもスムーズに対応していますので、受傷後はできるだけ早期に受診していただき、受付でその旨を申し出てください。
痛みがある箇所については、早期にレントゲンなどの必要な検査を行います。
交通事故で怪我をされた場合は、自覚症状が軽くても早い段階で受診してください。症状によっては事故直後に必ず現れるものではなく、自覚症状には個人差もあります。
レントゲンなどを使った検査と診断を行い、その結果を元に症状に合わせた適切な処置・投薬・リハビリテーションなどの治療を行います。
警察や勤務先に提出する診断書や証明書が必要な場合は、事前にお申し出ください。
初診の方は健康保険証・医療証等を必ずお持ちください。診療保険機関より、月初めには保険証の確認が義務づけられておりますので、再診の方も月初めには保険証をお持ち下さい。
保険証の確認が取れない場合は保険診療として取り扱う事ができませんので自費となります。