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2026.03.18

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温泉の歴史

 日本は火山列島であることから、各地に有名な温泉が数多くあります。これまで人々は、その快楽と効能を尊んできました。

 古来より温泉は信仰的な存在で、僧侶が体の垢を流す施浴(せよく)を行う所でした。このため浴槽はなく、湯気で体を温める蒸し風呂(蒸気浴)が主流でした。

 鎌倉時代になると医学的な活用が始まり、入浴という行為が一般に広がっていきました。また江戸時代になると、貝原益軒らが温泉療法に関する本を刊行したことから、次第に温泉は一般庶民にも親しまれるようになっていきました。特に農閑期には、各地に湯治客が訪れるようになったため、宿泊施設が作られていき温泉宿となりました。長期の滞在から、徐々に短期の滞在へと変化していって、現在の入浴形態になっていきます。

 温泉に行くと、効能や効果がたくさん記載されていますが、怪我や病気が良くなったという話は数知れず、かつて温泉療養ができる場所は聖地であったと考えられていたのでしょう。

 温泉マーク♨︎は、温泉や公衆浴場を示す地図記号ですが、実は以前は旅館にもこのマークが使われていました。紛らわしいため、1960年代には旅館に使用することが禁止されました。しかし韓国では、現在でも宿泊施設や旅館に使用する記号として用いられています。

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